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道具の流儀 2022

日本ハム・谷内亮太 ドナイヤのグラブ 6年目に突入したまさに「相棒」ユーティリティーを支える安心感

 

内野の全ポジションをすべて高い水準でカバーする。ベンチにとってこれほどありがたい存在はないだろう。その左手にあるのは使い始めて6年目となる、頼れる「相棒」。安心感をもたらしてくれるグラブが、守備職人の確かな仕事を支えている。
取材・文=杉浦多夢 写真=榎本郁也、BBM

二塁、三塁、遊撃の3ポジションはこの一つのグラブで守り切る


 2017年から谷内亮太の左手にはずっと「同じ」ドナイヤのグラブがはめられている。当時から内野のいろいろなポジションを守っていたが、「一つのグラブで全ポジションを守ることができる、一番しっくりくるのがドナイヤのグラブでした」と振り返る。

 プロ入りしたころは「小さいグラブで守ることができるのが、うまい選手だと思っていた」と言う。「最初はグラブを大きくすることに少し抵抗があったんですけど」と笑いながら、「やはりプロの打球は速いし、まずはしっかり捕らないとアウトにできない」と、ドナイヤを使用するタイミングでグラブ自体のサイズもやや大きめにした。

 谷内の使っているグラブは、誰もが買うことのできるいわゆる「市販品」だ。型については特別なリクエストをしているわけではない。ただ、革がしっかりしているため型崩れがしづらく、全体的に硬めで馴染むまでには時間が掛かるが、「馴染んだときのしっくり感や安心感はすごくある」と言う・・・

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