永久欠番は稲尾の「24」だけでいい。西武はいい背番号はいい選手に与えよ
7月1日の「ライオンズクラシック2012
稲尾和久生誕75周年永久欠番メモリアルゲーム」(
西武ドーム)に行ってまいりました。
「あいさつを」と言われてもねえ、胸が詰まって何も言えんのですよ。「あの稲尾の写真を見ただけで涙が……」が精いっぱい。
稲尾の長女の庄野多香子さんが始球式をしましたが、稲尾夫人の律子さんも今年の4月に亡くなっています。言っても詮ないことですが、2人が生きていればなあ、と痛切に思いました。
稲尾が07年11月に亡くなった時、オレはこの欄で何度か「毎日、稲尾が夢に出てくるんです」と書きましたが、やっぱりね、西鉄ライオンズというチームは「稲尾のライオンズ」だったのです。当時のチームには球史に残る人たちがたくさんいましたが、50年以上経ってみるとね、「神様、仏様、稲尾様……」なんですよ、結局。
そういう、ケタ外れの大選手を顕彰するには、彼を生んだチームが、永久欠番という形で後世に残す、これが一番いいんです。もちろん、これだけで稲尾に対する“恩返し”がすべて終わったなんてことにはなりませんけども、これで何分の1かは、残された者の務めを果たした、とは言えるかもしれません。
オレが西武にお願いしたいのは・・・
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