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豊田泰光のオレが許さん!

やりたいことがやれる世界に

 

大谷は初めから投手オンリーだったらあんなケガはしなかったハズ


 先々週号で、日本ハムの問題点を「勝ち負け以前に見たい選手がいない」と書きましたが、この原稿を書いている4月17日の新聞の順位表を見ると、日本ハムは堂々の(?)6位。いまの順位をアレコレ言ってもあまり意味はないのですが、それでもね、去年のVチームが、ロッテに11点も取られて(3対11)再び最下位という記事を読まされる日本ハムファンは、これはつらいですよ。これじゃあ「勝ち負け以前に」とも言えなくなっちゃいます。

 今年の日本ハムは何かおかしいですよ。大谷をワケの分からん使い方をしているうちに故障させてしまったのもその1つです。あんなのね、初めから投手一本でやらせていたら、起きるハズのない故障ですよ。いわゆる“ライパチ”(七番のときもありましたが)で使い続けて、とにかく彼の話題を途切れさせたくないというセコいやり方は、ちょっと見苦しかった。あげくの果てに右足首ネンザ。

 本当に大谷のためを思うなら、二軍でしっかりと体力強化と投球練習をさせて、打者としてファンサービスしたいのなら、もっとシーズンが深まってから代打で使えばいいんです(これだってオレはやらん方がいいと思う)。

 大谷がメジャーに行きたいと熱望していたのは、投手としてやりたいからでしょうが。バッターでメジャーに挑戦したかったワケじゃないでしょうが。

 本当に大谷のことを思うなら、この原点から考えてやらんと。大谷が故障から戻ってきたら、もう絶対に二刀流育成をやめるべきです。それでも、これまでどおりのやり方でいくというのなら・・・

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豊田泰光の“オレが許さん”

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レジェンド・豊田泰光氏が球界を斬る!

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