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豊田泰光のオレが許さん!

これが文句の言い納め(最終回)

 

何もしない。できないコミッショナーなら引き受けないでほしい


 さて、いよいよ最終回です。先週号で「最後の文句」と予告しましたが、この欄がキッカケで知り合ったり、さらに親交を深めたり、という余得(?)もあったことを書いておきましょう。

 まずは、ベースボール・マガジン社の池田哲雄社長です。この「オレが許さん!」を「週ベ」に連載することをすすめてくれたのがこの人です。この人がいなければ何事も始まらなかったのだから、深くお礼申し上げます。

 それから作家の丸谷才一さんと井上ひさしさん。お2人とも故人になってしまいましたが、丸谷さんは文化勲章を受章、井上さんは文化功労者に選ばれました。この慶事は連載中のことでしたから、オレはうれしかったですねえ。一緒に東京ドームで野球を見たり、座談会をやったりと、楽しかったなあ。特に井上さんとは、野球に関してはあらゆる点で意見が一致(ヘソ曲がりのオレにとって、稀有のことです)して「そう、そう」と、あいづちを打ちっ放しで首が疲れた対談もありましたっけ。

 井上さんと言えば、息子さんも野球好きなのですが、あるときからパタッと野球場に行かなくなった。応援の騒音に参ってしまったからです。

 この騒音の問題、下田武三元コミッショナーが、「応援倫理三則」だったかな、ルールを守って静かに応援しようと呼びかけ、効果もあったのですが、なんだかもとの木阿弥の感じで、井上さんの息子さんも「もう行かない」となってしまった。メジャーの試合があれだけ放送されているのだから彼我の差は一目瞭然。それなのに、一向に騒音を少しでも押さえようという動きがプロ野球側には出てきません。つまり、コミッショナーが何もしないのです。

 この何もしないコミッショナー、これが20年間、オレのイライラの最大原因でした・・・

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豊田泰光の“オレが許さん”

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