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星野仙一監督 #77

星野楽天2年目は「勝たなあかん」

 

 2年目を迎えた星野楽天。震災からまもなく1年が経過するが、被災者の思いも背負って戦おうと、「ともに、前へ。」がスローガンとなった。

 沢村賞を獲得し、絶対エースに成長した田中が、今季のチームの軸となるのは間違いない。自身も2年連続沢村賞を目標に、「1年間ローテーションを守る」ことを誓っている。19勝した昨年同様の活躍ができれば、チームにとって何よりの力となるだろう。

 だがそれでも駒不足は否めない。新人として昨季9勝の塩見は先発ローテ当確だが、故障明けの永井、1勝止まりだったヒメネスが活躍できる可能性は未知数。戸村、井坂、川島、上園といった面々も候補にはなるが、キャンプではその先発ローテ確立は急務となる。

 打線では新加入のテレーロが、どれだけの数字を残せるか。大砲として期待されるも、「四番という感じではない」と指揮官。フェルナンデス、ガルシアも中軸候補だが「フェルナンデスが六番、七番あたりにいるのが理想」と語る。背番号「5」を背負った牧田のような和製大砲の開花も待ち遠しい。

 松井稼、内村、聖澤の快足トリオは今季も健在だろう。打順は一、二、九番の中で流動的だが、守備では遊撃、二塁、中堅を固める。

 正捕手筆頭は、やはり嶋。秋季キャンプでも底知れぬ体力を見せつけ、他選手に差をつけた。

 そして、昨年不振だった鉄平、岩村の復活も大きなカギ。キャンプで鉄平は牧田と左翼を、岩村は高須、草野と三塁を争うところから始まることになりそうだ。期待を背負った11年はリーグ5位に終わった。今年は「勝たなあかん」と闘将。全員が悔しさを胸に、巻き返しを図っていく。  2年目を迎えた星野楽天。震災からまもなく1年が経過するが、被災者の思いも背負って戦おうと、「ともに、前へ。」がスローガンとなった。

 沢村賞を獲得し、絶対エースに成長した田中が、今季のチームの軸となるのは間違いない。自身も2年連続沢村賞を目標に、「1年間ローテーションを守る」ことを誓っている。19勝した昨年同様の活躍ができれば、チームにとって何よりの力となるだろう。

 だがそれでも駒不足は否めない。新人として昨季9勝の塩見は先発ローテ当確だが、故障明けの永井、1勝止まりだったヒメネスが活躍できる可能性は未知数。戸村、井坂、川島、上園といった面々も候補にはなるが、キャンプではその先発ローテ確立は急務となる。

 打線では新加入のテレーロが、どれだけの数字を残せるか。大砲として期待されるも、「四番という感じではない」と指揮官。フェルナンデス、ガルシアも中軸候補だが「フェルナンデスが六番、七番あたりにいるのが理想」と語る。背番号「5」を背負った牧田のような和製大砲の開花も待ち遠しい。

 松井稼、内村、聖澤の快足トリオは今季も健在だろう。打順は一、二、九番の中で流動的だが、守備では遊撃、二塁、中堅を固める。

 正捕手筆頭は、やはり嶋。秋季キャンプでも底知れぬ体力を見せつけ、他選手に差をつけた。

 そして、昨年不振だった鉄平、岩村の復活も大きなカギ。キャンプで鉄平は牧田と左翼を、岩村は高須、草野と三塁を争うところから始まることになりそうだ。期待を背負った11年はリーグ5位に終わった。今年は「勝たなあかん」と闘将。全員が悔しさを胸に、巻き返しを図っていく。

オーロラビジョン

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