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馬場敏史コーチ #83

馬場敏史コーチ 内野守備のレベルを高める

 



 横浜時代の2010年から指導を続けて5年目。今季は総合兼内野守備走塁担当として馬場敏史はチームを支える。「総合コーチですが守備走塁がメーンだと思っている。守備をしっかりやっていかないといけない」と今季の意気込みを語った。

 2月20日の春季キャンプ。全体練習後に居残りで白崎の守備練習を中畑監督とともに指導した。遊撃の定位置を狙う2年目内野手に対してノックバットを振り続けた。「ボールの捕り方だね。タイミングが合っていないときは体が流れてしまうから。それを直さないとね」と説明した。白崎は「毎日、すごく親身になって教えていただいている。期待してもらっているので応えたいです」と感謝の思いを口にした。

 主将を務める石川が二塁を、三塁は新加入のバルディリスが守る。器用さが持ち味の山崎も控えており内野守備陣のレベルは高くなった。特に指導を続けてきた石川に対しては「安定感が出てきた」と成長ぶりを喜んだ。

 現役時代は三塁手で1995、96年とゴールデングラブ賞を受賞した名手。オリックスヤクルトでもコーチを務め経験は豊富で、的確なノックで選手を鍛え上げる。数多くの打球を受けることで技術を高められるという考えがある。「頭の中で分かっても打球を追ったときとは違うときもある。体で覚えないとね」と話す。

 堅い守備でいかにチーム力を上げられるか。そのためにも内野の要である遊撃で白崎がどこまでレベルアップを図れるかがカギになりそうだ。「(内野陣の守備は)ある程度、安定してきたね。(白崎は)勝ち取るしかないよ。山崎は守備力がある」とハッパを掛けた。
オーロラビジョン

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