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石川雄洋内野手・頼もしい3年目の主将

 



 生え抜きの10年目内野手が今季も重責を担う。石川雄洋は3年連続で主将を務める。クライマックスシリーズ(CS)争いを経験した昨季、届かなかった出場権を勝ち取るために今年も先頭に立って戦う。

 2月1日の宜野湾キャンプ初日の声出しでさっそく、力強い決意を示した。「勝ちに対する執念、根性は誰にも負けない。全力でそのつもりでやっていきたい。チーム全体の力で優勝を目指して、CSに出て優勝しましょう」。頼もしい主将の発言でチームはスタートを切った。中畑監督は「いいスタートを切れた手応えがある。チームリーダーが声出しをやることで、これから自分たちが目標を持って責任感が出る声出しになってくれたらうれしい」と期待した。

 キャンプ中の練習も意欲的だった。連日、日没近くまで精力的に動いた。「キャンプは練習できる時。量をこなすことができる」と充実した様子。新戦力が加わり顔ぶれも変わった。「特に今年は引っ張っていくという気持ちが強い。チームの雰囲気はいい」と話した。「一番・二塁」としてプレー面でも引っ張っていく。オープン戦も多くの試合に出場し続けた。チームの中心的存在になってもグラウンドに立った。

 着々と調整を進めていたが3月19日の楽天とのオープン戦(横浜)をカゼで欠場。だが21日の巨人戦(東京ドーム)ですぐに復帰し一回の第1打席ではさっそく左前に運んで回復ぶりをアピール。「体は大丈夫です」語る表情にも余裕があった。3月28日のヤクルトとの開幕戦(神宮)もリードオフマンとして出場。大型補強に成功し楽しみな今季も頼もしい背番号7がけん引する。
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