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メンドーサ投手・2年目で評価を急騰させたメキシカン

 



 来日2年目の今季、メジャーでも先発ローテーションを担った実力を発揮している。9月14日オリックス戦(札幌ドーム)で初の2ケタ勝利となる10勝目。大谷、吉川とともに先発3本柱の一角としてチームを支えている。ツーシームで強打者の内角をえぐり、動く速球で内野ゴロを積み重ねるのがスタイル。メキシコ出身の陽気な助っ人の笑顔が、昨季よりも増えているのが充実ぶりを物語る。

 昨季は、期待をやや裏切った。12年にロイヤルズで8勝をマークし、メジャーで通算16勝の右腕は、白星が伸びず。好不調の波が激しく7勝13敗、防御率も3. 89と振るわなかった。負け数は両リーグ・ワーストタイ。シーズンを通して先発ローテを守り、チームトップの162イニングを投げたが不完全燃焼。「満足いく結果を残せなかった」1年目だった。

 日本での飛躍を期した今季、出足は苦しんだ。開幕後の6試合で2勝4敗と黒星が先行も、5月には待望の長男マルセロ君が誕生。新米パパとして発奮材料を手に、以降は順調に白星を積み重ねた。昨季は1勝もできなかった本拠地・札幌ドームでも5勝と苦手を克服。防御率は9月14日時点で3.34と昨季から良化した。「目標だった」という10勝目はリーグの外国人投手で一番乗りだった。

 真価を発揮する右腕は、日米の両球界から熱視線を送られる。今季で日本ハムとの2年契約が終了。完投能力があり、中5日でも先発で回れる。メジャーでの実績と、日本で見せた適応能力の高さも評価を高める一因だ。10月で32歳と脂の乗った時期でもある。故障さえなければ1年間、先発ローテの一角を任せられる、実績十分の右腕の今オフの決断に注目が集まる。

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