週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

ロッテ 細谷圭内野手・自己ベストを残すチャンス

 



 自身最多の84試合に出場した2013年以来となる開幕一軍入りを果たした。細谷圭は「今年は出場機会もチャンスも増える。モノにしたい気持ちは強く持っている」と気合十分で3月25日を迎えた。

 昨季はイースタンで最多打点、打率と本塁打も2位と打力を見せた。今季もオープン戦でチームトップに並ぶ2本塁打を放つなど、パンチ力を見せて居場所を確保。

「ホームランもそうだけど、長打が持ち味。点を取れる一打にこだわってやっている」と力を込める。

 登録は内野手だが、試合に出るため本格的に外野にも取り組んでいる。今は三塁を守るときも手にするのは外野手用のグラブ。3月19日の中日戦(ナゴヤドーム)では「一軍では初めて」という一番も経験した。初回にしぶとい内野安打から先制点につなげ、状況に応じた器用さを見せた。伊東監督も「打撃の調子がいい。守備機会も無難にこなした」と戦力として期待を寄せている。

 開幕3戦目に代打で安打を放つと、3月29日の楽天戦(QVCマリン)では「二番・サード」で先発。まずは1回に清田の先制打につながる二塁打。5回にはサードへのゴロで必死に足を伸ばし、内野安打をもぎ取った。この場面は一塁に俊足の岡田がおり、スタートを切っていた。「何とか当てて、スコアリングポジションに」という狙いどおりの打撃。「何をすべきか分かって打席に入れている」と充実したスタートを切った。
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング