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巨人 村田修一内野手・周囲は高評価、本人は平然

 



 6月25日のDeNA戦(横浜)で通算1000打点を達成するなど、強打者として記録を積み重ねている。ただ、打つだけではなく、守っても名手として名を馳はせる。村田修一は「気を抜かないでやっています」と今季も高い集中力を発揮している。

 巧みなグラブさばきと、安定した送球で着実にアウトを奪っていく。ときには体を投げ出してのプレーも見せる。5月15日のヤクルト戦(東京ドーム)では終盤の8回に先頭打者の三遊間のゴロをダイビングキャッチし、素早く一塁に送球。「(三塁線に)寄っていたけど、うまく処理できた」と納得の表情を見せた。6月29日の中日戦(同)では、2対2の8回一死一、二塁で、三遊間の高いバウンドのゴロをギリギリでつかみ、二塁封殺。8回には観客席に飛び込みそうなファウルフライをもぎ取った。

 周囲の評価も、もちろん高い。シーズンを通して堅実な守備を見せる村田に、高橋監督は「開幕から、というよりも、それ以前から守備がうまいことは分かっている。驚くことでもない」との言葉に、信頼の高さがうかがえる。29日の中日戦で好守に助けられたマシソンは「(プロで)15年やってきているけれど、その中でも、トップの三塁手だと思う」と絶賛。

 2013、14年とゴールデン・グラブ賞に輝くなど、実績も十分だ。「(打撃とは)別物。いつもどおり、守備をやっている」と村田は平然としている。
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