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西武 源田壮亮内野手・「正遊撃手問題」に終止符を打つ新人

 


 2013年からチームが抱えてきた「遊撃手レギュラー問題」に、新人の源田壮亮が終止符を打ちそうだ。16年度社会人ベストナインに遊撃手として選ばれるなど、レギュラー候補として大きな期待を受けて入団。キャンプでA班メンバーに入ると早々から辻監督の目に留まった。直接ノックを受けるなど連日の熱血指導の中で着実に成長し、オープン戦では11試合に起用されて打率.300と打撃でもアピールに成功し、新人ながら開幕スタメン遊撃手を勝ち取った。

 4月20日現在、全14試合で先発フル出場を果たす中、2戦目にはプロ初安打。7日のソフトバンク戦(メットライフ)では初盗塁、16日のロッテ戦(ZOZOマリン)では初猛打賞の活躍を見せるなど、続々と“初物”を記録している。

 打順も5日のオリックス戦(メットライフ)で九番から二番へと繰り上がり、チーム内での役割が高まっている。だが、何といっても存在感を放っているのが、その堅守。投手陣からも「安心して内野ゴロを打たせられる」と早くも絶大な信頼を置かれる。キャンプから指導を続ける馬場コーチも、「足の使い方、グラブを出すタイミングなど、ボールをとらえる距離感が言わなくてもできている。捕ってからも早くて、良い球が行くし。僕が特別教えたことはないですよ」と高く評価する。

「今、すべてが充実しています」

 成功も失敗も、日々直面するすべてを自らの血肉とする源田。課題とされるスタミナを養い、シーズン通してレギュラー定着し、「遊撃問題」を終わらせてみせる。
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