山崎康や
パットンが締めるように、勝ち試合には欠かせない存在だ。
関根大気に与えられている今の役割は、代走や守備固め。主将の筒香と交代し、質の高いプレーで支えている。常にひたむきで全力。「すべての面で力が足りないから、レギュラーが取れない。僕に求められるのは結果。とにかく勝ちに貢献したい」ともちろん、現状に満足はしていない。
オープン戦は16試合で42打数20安打の打率.476。文句なしの結果を残して開幕一軍入りを果たした。外野のメンバーは左翼・筒香、中堅・桑原、右翼・梶谷で盤石。「4番手、バックアップとしてのポジションはつかんでいる」と、
ラミレス監督の評価も高い位置で安定している。
3→55→70。プロ1年目だった2014年から、着実に出場試合数を増やしてきた。昨年はオープン戦で右肩を脱臼。4月30日に一軍昇格すると、最後まで二軍降格することなく踏ん張った。シーズン序盤は一番で起用され、巧みなバットコントロールで安打を量産。6月初旬まで打率3割前後をキープした。
日ごろからコンディショニングに気を配り、栄養学の知識も豊富。玄米食を徹底し、揚げ物や乳製品は口にしない。肉類を摂取するのは休前日だけで、しかも脂を落とすような鍋物とストイックに追い込んでいる。レギュラー陣の壁は厚いが、何かあったときにそん色なく穴を埋められるのも強み。背番号63にかかる期待は、決して小さなものではない。