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ロッテ ペーニャ・暑い季節を待ちわびる新助っ人

 


 頼もしい男がチームに加わった。6月10日、ZOZOマリンスタジアムで行った入団会見で、ウィリー・モー・ペーニャは「全力を出し切ってチームの勝利に貢献したい。4年間日本でプレーしていて、また機会をいただいた球団に感謝している。マリーンズは家族のようなチーム。そのチームでプレーできることが楽しみだし、うれしい」と笑顔を見せた。

 ドミニカ共和国出身。チームを思う熱い気持ちで、暑い季節を待ちわびる。楽天でプレーしていた2015年は、8月に自身の月別最高となる打率.325、4本塁打、11打点と活躍。オリックスに所属していた14年も、8月は月別最高の打率.326、6本塁打、17打点でチームをけん引していた。日本では4球団目。ロッテのペーニャとして初出場した6月18日の巨人戦[東京ドーム]では「五番・一塁」で先発出場して4打数無安打に終わったが、久々の実戦だったということもあり、まだまだ本調子ではない。気温も上がり実戦感覚を取り戻していけば、頼もしい存在になっていくだろう。チーム合流直後から、同郷で日本野球への対応に苦しむパラデスにアドバイスを送るなど、試合以外でも頼もしさを見せている。

 チームの低迷の原因のひとつにもなっている「大砲不在」を埋めるべく期待がかかる、過去日本通算71本塁打の新助っ人。「今からチームは変わる。何も心配しないで。I promise」。そう誓ったペーニャがこの夏、苦しむチームを押し上げてくれそうだ。
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