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直球とのコンビが強力な中日・田島慎二のスプリット/伝家の宝刀

 

中日のクローザーを務めた田島


 最終的には3つの差だった。2017年セ・リーグの最多セーブ争い。タイトル獲得は37セーブの阪神ドリス。次点は34セーブを挙げた田島慎二だった。

「仕方ないです。ここまで野手をはじめ、いろいろな方に支えてもらってきた」

 ドリスのセーブ王が確定した10月5日の阪神戦(甲子園)後、田島は悔しさとともに、充実感をただよわせた。クローザーとしてシーズンをまっとうした右腕を支えたのは、真っすぐと同じ軌道から鋭く落ちるスプリットだ。

「打者に真っすぐだと思わせて振りにこさせることができれば効果的です。バッターもストレートだと思って振ってくる。それで空振りを取ったときが一番気持ちいいですね」

 田島にとっては、140キロ台後半の直球とスプリットが生命線だ。そのポイントはズバリ「真っすぐを投げるつもりで投げることです」。昨年はこのコンビネーションがさえわたり、開幕から31試合連続無失点のプロ野球記録をマーク。シーズン途中からストッパーになり、今季は開幕から任された。

 日本人トップのセーブ数となったが、苦手も作ってしまった。東京ドームでの登板4試合で防御率23.14。0勝2敗で一度もセーブを挙げることはできなかった。

「来年はもっと失敗を減らして、タイトル争いに絡んでいけるように頑張りたい」

 鬼門をそのままにしておくわけにはいかない。伝家の宝刀で斬り裂くつもりだ。

写真=BBM

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