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広島・坂倉将吾 開幕一軍へ猛進/2年目の成長

 

攻守で力を増している坂倉



 飛躍の期待感がどんどん高まっている。日大三高から入団2年目の坂倉将吾だ。開幕一軍だけでなく、會澤翼石原慶幸らとの正捕手争いにも加わりそうな勢いがある。

 キャンプ一軍スタート。その序盤、チーム視察に訪れた侍ジャパン稲葉篤紀監督が感想を述べた。

「カープは若手が多くて楽しみ。坂倉選手の打撃は非常にいい。シャープで力強い。これから野球界を背負っていく捕手になるんじゃないか」。昨年は一軍出場3試合のみという19歳に、異例ともいえる称賛の嵐だった。

「打てる捕手」として注目の存在だ。昨年9月、球団の高卒1年目捕手として1965年の衣笠祥雄以来2人目の安打、打点を記録。ファーム日本選手権では巨人森福允彦から決勝3ランを放った。「去年は(ファーム)打率が.298なので、今年は一軍で3割に乗せたまま終わりたい」と今季の目標を掲げる。

 迎祐一郎打撃コーチは打撃センス、努力する姿勢をこう評価する。「いろんな球への対応力がある。甘い球を1球でしとめる力は、あの年齢、キャリアにしては非常に高い。打席後の振り返りも、反省すべきポイントをしっかりと反省している」。植田幸弘バッテリーコーチも捕球面について「反応が速くなってきた」と成長を認める。

 3月4日の西武戦(長崎)では、初めてオープン戦にフル出場。中前打でアピールも、リードした先発の大瀬良大地が1回に3失点したことを「ちょっと(配球が)偏ってしまった」と反省した。これからも勉強の日々は続く。

写真=BBM
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