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広島・高橋昂也 風格漂うマウンドさばき/一軍デビューが見えた

 

開幕先発ローテの可能性もある高橋昂


 堂々としたマウンドさばきは、キャリアの浅さを感じさせない。高卒2年目の19歳、高橋昂也の一軍デビューの日が、どんどん近づいている。春季キャンプで首脳陣から高評価を得た左腕。開幕先発ローテの候補にも名前が挙がった。サバイバルの色が濃くなる3月に入っても、アピールは続いた。

 同4日の教育リーグ・中日戦こそキャンプから残る疲労が影響して4回3失点。ただ1週間後のヤクルトとのオープン戦(福山)は、5回を3安打無失点と上々の内容だった。山田哲、バレンティン、畠山の強打のクリーンアップに1安打しか許さなかった。

「真っすぐも変化球もボールの走りが良かった。(捕手の)石原(慶幸)さんに引っ張ってもらって、しっかり投げ切れた。フォームの修正をできたのも大きい」。前回登板で体が開き気味だった部分を調整。好結果につなげた。

 カウントを悪くしても、落ち着いて変化球でストライクを稼いだ。イニングの先頭打者を出塁させれば「できればゲッツー」とイメージし、そのとおりに打ち取った。緒方孝市監督は「いいものを見せてもらった。表情を変えないから、緊張していたかも分からない。たいしたもの」とほめちぎった。

 首脳陣は将来性を見込み、開幕一軍であろうがなかろうが先発として起用し続ける方針。「まだまだ完璧ではない。制球面でレベルアップしたい」。キャンプで投げ込んだ直球の質が向上。順調に経験を積めば、大きな柱に成長する雰囲気が漂っている。

写真=BBM
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