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日本ハム・レアード 「寿司ポーズ」は健在。自然体で結果を積み上げる大砲/スタートダッシュに成功

 

打線の軸として開幕から存在感を示すレアード


 開幕から抜群の存在感を放っている。ブランドン・レアードが放つ豪快なアーチは今シーズンも健在。開幕戦の3月30日の西武戦(札幌ドーム)では幸先よく1号2ランを放った。来日4年目で初の開幕弾となり、さらに4月6日のロッテ戦(東京ドーム)で2号、同7日同戦で3号と順調に本数を伸ばし続けている。

 オープン戦から好調を維持し、ここまで15試合に出場(4月18日現在)して5本塁打をマーク。調整段階から高い確率で打球をスタンドまで運ぶ技術とパワーを披露。「来日4年目で、この時期の状態としては一番いい」と自信を深めてシーズンの開幕を迎え、自然体で結果を積み上げている。打率こそ低いが相手投手に脅威は与え続けている。

 オフも自然体で過ごしてきた。「球場を出たら、もう野球のことは忘れるんだよ」と言い放って豪快に笑う。オンとオフの切り替え。年末年始はラナ夫人とニュージーランドに旅行。観光名所を一緒に回り、リフレッシュした。シーズンが始まっても休日は夫人と外出。遠征先なら各地を一緒に観光し、楽しみながら異国での成功をつかんできた。

 いざユニフォームを着ればスイッチが入り、大きなアーチを描いて「寿司ポーズ」でファンを喜ばせる。確立したスタイルがあるからこそ大きな仕事も成功させることができる。チームには4人の新外国人選手が加入し、兄貴分的な存在も担う。今シーズンも打線の中心として、そのバットが輝きを放ってくれそうだ。

写真=BBM
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