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ヤクルト・秋吉亮 都立高だからとあきらめるな!後輩球児へのメッセージ/地元愛を胸に

 

大学、社会人を経て、再び東京へ戻ってきた


 都立高から世界へ――。秋吉亮は、東京都足立区の出身だ。「家から近いということもあったし、同じクラブチームの先輩が行っていたのもあった」と、都立足立新田高に進学。甲子園出場こそならなかったが、3年夏には東東京大会で同校初の4強入りに貢献するなど、エースとして活躍した。中央学院大、パナソニックと進み、2014年にドラフト3位でヤクルトに入団。今では、日本代表「侍ジャパン」に選出されるほどの投手に成長するなど、まさに“都立の星”だ。

 そんな右腕は今季、再び「70試合登板」を目標に掲げる。1年目から3年連続で60試合以上に登板し、2、3年目は70試合以上に登板した。だが、昨季は右肩の肉離れもあり、登板は43試合のみ。今季は「試合数と防御率にはこだわりたい。ランナーがいる場面で抑えて、1年を通して投げられたら」と意気込んでいる。

 キャンプ中には、ウエート・トレーニングの量を増やし、筋肉量の増加や、体のキレを増して、万全の準備を進めてきた。「(東京は)友達や知り合いにも応援に来てもらいやすい。公園も多くて住みやすいですよ」と“地元愛”を胸にプロ5年目に臨んでいる。

「都立高からプロに入る人はなかなかいないと思う。でも、僕もプロに入って、侍ジャパンにも選んでもらった。都立だから無理だとあきらめることはない」と秋吉。“都立の星”として、これからも後輩たちにマウンドに立つ姿を見せ続けるつもりだ。

写真=小山真司
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