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オリックス・ロメロ 得意の舞台で復調へ/交流戦のキーマン

 

今季は打率2割台と苦しむステフェン・ロメロ。得意の交流戦で復調となるか


 昨季、交流戦で好調ぶりを発揮した。交流戦18試合で打率は.262だが、驚異的なのは得点圏打率.421と6本塁打17打点。2017年6月7日の阪神戦(京セラドーム)では、来日初のサヨナラ打を記録するなど、輝きを放った。
 
 今季については「セ・リーグはオープン戦でもやっているから、特に気にしていない。いつもどおりチームに貢献する打撃をするだけです」とロメロ。平常心を保ちながら、交流戦に臨んでいる。

 来日1年目の昨季は、4月22日のロッテ戦(ZOZOマリン)で左ヒザを痛めて離脱。得点力不足だったチームにいち早く貢献するため、二軍で実戦出場をせずに一軍復帰してきたのが、交流戦開幕戦だった。

 そこからロメロの加入で得点力が向上したチームは交流戦開幕から6連勝。昨年の活躍について助っ人砲は「当時は交流戦までケガをして試合に出られなかった。ケガから復帰して、心から野球ができることをうれしく思いました。アドレナリンもたくさん出ていたし、それで結果が出ていたのかなと思う」と謙虚に振り返った。

 来日2年目の今季は開幕から離脱もなく試合に出ているが、打率は2割台前半を推移と苦しんでいる。

 復調に向け「タイミングの取り方を気にしている。その日、その日で波はあるけど、良くなって来ている」と手応えをつかみかけている最中だ。今季も交流戦での爆発が期待される。

写真=佐藤真一
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