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日本ハム・岡大海 自慢のスピードで次なる塁をねらえ!/足で魅せる

 

持ち前のスピードを生かしたプレーでレギュラー奪取を狙う岡


 チームでも一、二を争うスピードスターが一軍の舞台に帰ってきた。大田が7月8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で左手小指に死球を受けて骨折。戦線離脱したことで翌9日のソフトバンク戦(東京ドーム)から岡大海が再昇格した。

 任された打順は一番。思い切った打撃と、足で相手守備陣をかき回すことを期待された。再昇格初戦は初回に死球で出塁。盗塁を警戒した相手バッテリーを心理的に揺さぶり、二番に入った西川の先制6号2ランを呼び込んだ。5打数2安打2打点3得点と躍動。10日の同戦の3回に今シーズン5個目の盗塁となる二盗を成功させた。ガムシャラに突破口を開こうとする必死な姿があった。

 身体能力は抜群。ただ結果に結び付けられないシーズンが続いた。チームが日本一となった16年は交流戦最終戦から一番打者で起用され、球団新記録の15連勝に貢献。リーグ制覇の立役者の1人となったが、連勝後に故障離脱。レギュラー定着はできなかった。

 昨季は打撃不振で出場機会を減らした。今シーズンも一、二軍を行き来する日々が続いていたが、期せずしてチャンスはめぐってきた。故郷の岡山・倉敷は大雨被害を受けた時期とも重なった。「僕ができることは野球だけなので、しっかりやっているところを見せたい」。

 自慢のスピードを生かして活躍する姿を地元に届けたい。そうなれば、チームの2年ぶりのパ・リーグ制覇も見えてくる。

写真=BBM
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