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西武・高橋光成 優勝へ欠かせない存在。13年夏の甲子園V右腕/甲子園のヒーローは今

 

8月8日のオリックス戦で今季初勝利を挙げた高橋光成


 2013年、2年生ながらエースとして前橋育英高を初出場初優勝の快挙へと導いた高橋光成。準決勝までの防御率は驚異の0.00。決勝では、延岡学園高を相手に3失点を喫したが、同大会5試合目の完投。心からの満面の笑みを見せたが、その屈託のない笑顔を、今季は序盤からなかなか見ることができなかった。

 プロ4年目、まさかの二軍スタート。さらにタイミングを同じくして、右肩痛を発症して実戦復帰は5月31日までかかった。その後も、「ケガの怖さもあって、少し探り探りで、腕が振れないなど、いろいろ考え過ぎていた部分があった」ため、納得の投球ができずにいた。だが当時、調整のため二軍にいたエース・菊池雄星から遠投を勧められ、取り入れたところ「怖さが抜けました」。

 不安が解消され、思い切り腕が振れるようになると状態が一変。7月31日のイースタン・ヤクルト戦(西武第二)では6回7安打2失点ながら、その投げっぷり、球質に潮崎哲也二軍監督も「立ち姿(フォーム)がすごく良くなった。全力で力いっぱい投げているわけでもないけど、差し込んだファウルが取れる。あれぐらい打者を押し込んでいたら、変化球も生きてくる。あとは一軍でその力加減で投げられるか。楽しみ」と一軍復帰へGOサインを出していた。

 本人も「怖さが抜け、球威で押せる自信がある。最近はまた、野球を純粋に楽しめています。楽しむだけでなく、結果を出したい」と意気込んでしたが、8月8日のオリックス戦(京セラドーム)で今季一軍初登板、初先発を果たした。

 四死球や暴投が絡んで失点するなど、6回7安打4失点。内容は悪かったが、今季初勝利を手にした。優勝へ高橋光の存在は欠かせない。次回登板こそ、納得のいくピッチングで勝利をつかんでみせる。

写真=BBM

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