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ヤクルト・カラシティー 抑えから先発転向で巻き返し/ユーティリティーの輝き

 

シーズン途中に先発へと転向した


 先発でも、抑えでも。マット・カラシティーが万能な活躍を見せている。移籍1年目の今季、最速159キロの直球が武器で、守護神候補と期待された。だが、開幕から抑えを任されるも、なかなか結果が出ず。4月下旬に4試合連続失点を許すなどして、5月1日に二軍降格となった。

 それでも助っ人は、日本野球に順応しようと汗を流した。二軍調整中に、小さく変化するカットボールに磨きをかけて成長。投球の幅を広げ、5月下旬に中継ぎとして一軍に復帰し、当初はロングリリーフを任された。6月9日のオリックス戦(神宮)では、先発の原樹理が2回3失点で降板すると、その後を受けて5回1安打無失点の好投。「リードを守ろうと攻めていって、最少失点でいけた。どんどんストライクを取って、試合を作っていけたのがよかったよ」と胸を張った。

 そして、6月15日の日本ハム戦(札幌ドーム)。ついに、先発マウンドに立った。5回77球を投げ、5安打4失点。ホロ苦いデビューとなったが、「4点は取られたけど、ほかの部分はしっかりできた」と手応えも口にしていた。

 7月27日の阪神戦(神宮)では、6回8安打2失点と粘りの投球を見せ、球団では2015年の山中浩史以来となる、開幕から無傷の6連勝。来日本塁打となる決勝の左越えソロも放ち、「ホームランは高校生以来だと思う」と笑った。先発、中継ぎ、抑えだけでなく、「打」でも魅せた助っ人。これからもチームを支えていく。

写真=BBM

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