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ヤクルト・バレンティン 火を噴くバット、近づくキングの座/ラストスパートに懸ける

 

例年になく好調なバレンティン


 新たな称号も見えてきた。ウラディミール・バレンティンのバットが好調だ。今季は開幕からクリーンアップに座り、チームを引っ張っている。8月26日現在、打率.282で、33本塁打、110打点はリーグトップ。特に打点に関しては、2位を大きく突き放し、「キング」へ独走態勢だ。

 2013年には、日本記録のシーズン60本塁打を達成。これまで3度の本塁打王、2度の最高出塁率のタイトルを獲得している。特に自身の代名詞である本塁打は、5月11日のDeNA戦(横浜)で通算229本塁打に到達し、広沢克己を抜いて球団2位に浮上。8月26日のDeNA戦(神宮)では勝ち越しを決めるバックスクリーンへの2ラン。史上3位のスピード記録で通算250号を達成した。

 そんな主砲がいまだ手にしたことがないタイトルが、打点王だ。2013年は131打点を記録するも、あと一歩及ばず。8年目で通算649打点(同日現在)を挙げているが、頂に立ったことはない。昨年は、バットのグリップエンドに「100打点」を意味する「100」と書かれたシールを貼るなど、貢献度が高い打点を多く積み重ねようと、チームが低迷する中で気を吐いていた。

「青木、山田が出塁してくれるので、いい場面で回ってくることが多い」とバレンティン。勝負強さに加え、坂口、青木、山田哲と出塁率の高い打者が自身の前に並ぶことも、打点が増えている要因の一つだ。初のタイトル獲得は必ずや勝利に直結する。残り試合は少ない。勝負の1カ月となる。

写真=BBM

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