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阪神・ナバーロ シュアな打撃で生き残りに懸ける/助っ人選手通信簿

 

ナバーロは途中入団ながらも存在感を示した試合もあったが、ここからは来季残留に向けてさらなるアピールが必要だ


 残り少なくなったシーズンに去就がかかっている。来季の契約をかけて戦っているのが、途中入団で左打ちのエフレン・ナバーロだ。

6月は2試合の出場にとどまったが、7月になると15試合に出場して打率.286、8月は20試合に出場で.258だった。

 新外国人ロサリオが大砲の触れ込みでやって来たが、「四番」の役割を果たすことができず、大きく期待を裏切った。
金本監督が「タイムリーで打点を稼ぐことができる助っ人」とフロントに要望し、6月に緊急獲得に至ったのがナバーロだった。

 ロサリオのように一発屋ではないが、3Aで過ごした11シーズンの中で、5シーズンに打率3割をマークしているだけあってシュアな打撃を見せる。

 来日当初は「日本の投手はカウントによってゾーンを変えてくる」と戸惑うこともあったが、ピッチャーの左右を気にしない強みもある。

 特に、7月は3試合連続でマルチ安打をマークするなど、ここまで三、五、六、七番で起用されながら、打つほうでは徐々に慣れてきている様子だ。

 しかし、守備、走塁では精彩を欠いたプレーが目立った。レフト、センターに入った外野守備では失点につながるミスの場面もあってなかなか厳しい。

 本人は「打つほうも、守るほうも、1試合1試合集中していきたい」という。ここから攻守にラストスパートをかけたい。
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