週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

ロッテ・益田直也 特別な思いを抱く指揮官のために腕を振るう鉄腕/復活の1年

 

益田はチーム最多登板でブルペンを支える


 どんな試合展開でも出番がある、まさに大車輪の活躍でロッテのブルペンを支えている。2016年は61試合に登板して14セーブ21ホールド、防御率1.83をマークした益田直也。しかし昨季は不調に陥り、入団から続いた50試合以上登板が5年で途切れた。

 それでも1年でしっかりと復活。主にセットアッパーとして自己最多72試合登板に迫る勢いで「『ここで行くか』と思う日もあった。大変は大変だけど、過去の経験もあって対応できている」と明るく話す。

 守護神としてスタートした昨季は「真っすぐの質もコントロールも悪かった」と認める。チームも開幕から大きくつまずき、「やってやろうという気持ちが出にくかった」と明かす。8月には二軍落ちも経験した。

 しかし、それは転機でもあった。引退を控えた井口資仁(現監督)とファームで過ごす中、「まだ若いんだからもっと真っすぐを磨いたほうがいい」と助言を受けた。それは監督に就任してからも変わらず、秋季キャンプも春季キャンプも直球ばかりを投げ込んで調整した。「どれだけ遅くても、やっぱりピッチングは真っすぐあっての変化球。真っすぐを取り戻せたのが今季やれている要因」と感謝する。

 井口監督には特別な思いがある。「引退試合の日に僕は一軍にいられなかった。(日米通算)2000安打を本塁打で達成した(2013年の)楽天戦で勝ちを消したのも僕。だから何とか井口さんの力になりたい」。どんな場面で声がかかっても、喜び勇んでマウンドに駆け上がっていく。

写真=BBM
週べ・オーロラビジョン

週べ・オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング