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日本ハム・西村天裕 パワーピッチングが武器の肝っ玉ルーキー/即戦力と言われて

 

抜群のマウンド度胸で存在感を発揮した西村


 ドラフト2位で入団した西村天裕のルーキーイヤーは順調に船出した。同期7人で唯一の社会人出身の右腕は、気迫あふれる投球でオープン戦でも6試合に登板して失点したのは1試合のみ。期待に加えて、実力も示して開幕一軍キップを勝ち取った。

 開幕戦の3月30日の西武戦(札幌ドーム)でデビュー。敗戦処理の形ではあったが、最初に対戦した山川から空振り三振を奪うなど、1回1安打無失点と上々の出来だった。3試合目の登板となった4月7日のロッテ戦(東京ドーム)でも中継ぎ登板し、チームが逆転勝ちでプロ初勝利が舞い込んだ。「全然実感が湧かないです」と戸惑いながら節目のウイニングボールを手に笑った。

 シーズンが進むと徐々にリードの展開での出番も増えた。5月はプロ初セーブもマークするなど10試合登板で1セーブ5ホールドを記録。波に乗っていきたかったが、6月の交流戦では2試合連続失点を喫して出場選手登録を抹消。蓄積疲労が結果に表れ始め、8月に再昇格して2試合に登板したが、再び二軍での再調整となった。

 150キロを超える直球の力強さを軸にしたパワー投球は十分に通用することは証明した。即戦力に違わない実力を生かすには、シーズンを通して活躍できるスタミナ面が最重要課題。前半戦で一軍マウンドに上がって得た経験を踏まえて臨む今オフの取り組みの成否が、2年目のさらなる飛躍のカギを握っている。どんな成長を見せてくれるのか楽しみだ。

写真=BBM

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