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巨人・小林誠司捕手 2度の大偉業に導いた男/あのドライチはいま

 

ルーキーの大城卓三の台頭で出番を減らしたが、119試合でマスクをかぶった巨人小林誠司


 29歳を迎えた小林誠司は、捕手として着実な成長を遂げている。

 2013年、日本生命に所属していた小林は、石川歩(ロッテ)の外れ1位で巨人から指名を受けた。強肩と、甘いマスクで注目を浴び、「野球が大好き。どれだけの練習も苦にならない」と向上心を胸にプロの扉を叩いた。“ポスト阿部慎之助”として1年目から一軍にフル帯同し、63試合に出場。阿部が一塁に転向した2016年からは正捕手として経験を積んでいる。

 昨季はゴールデン・グラブ賞に輝き、今季は盗塁阻止率.341で16年から3年連続でセ・リーグトップに立ち、チーム防御率はリーグ唯一の3点台となる3.79だ。今季はルーキーの大城卓三らに出場機会を譲ることもあったものの、119試合でマスクを被った小林の存在は、欠くことができなかった。

 7月27日の中日戦(東京ドーム)では山口俊、記憶に新しい10月14日のヤクルトとのCSファーストステージ第2戦(神宮)では、同学年の菅野智之をノーヒットノーランに導いた。この菅野の大記録の後、小林が「緊迫した中でも、自分をコントロールして落ちついて投げるところがさすがでした」とエースを労えば、菅野も「強気に誠司が引っ張ってくれた。あ・うんの呼吸といいますか。いつも引っ張ってくれています」と絶賛。1シーズンで2度も偉業に貢献し、リード面の進化を示した。打撃が課題ではあるが(今季は規定打席未到達ながら.219)、守備面では球界トップクラスといえるだろう。

写真=BBM

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