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広島・西川龍馬 レギュラーで生かしたい天才的打撃/来季こそ主力に

 


 あらゆる部門でキャリアハイの数字をマークしても、西川龍馬の心の中からはモヤモヤが消えていない。「打てばいいというわけではないですからね。守備ですよ、自分は守備を頑張らないと」。レギュラーシーズンは両リーグワーストの17失策。107試合出場ということを考慮しても、かなり多い数字だった。

 送球難が焦りにつながり、捕球にも苦労した。9月7日の中日戦(ナゴヤドーム)では4回の三塁守備で、三塁線のゴロを正面で捕りにいったがはじいた。球が転々とする間に、一塁走者を生還させた。「あそこは逆シングルでいかないと」と反省。3カ月ぶり3連敗の要因となってしまった。

 優勝マジック「1」としていた同24日のDeNA戦(マツダ広島)もミスが目立った。3回に大和の三塁線ゴロを処理しきれずに内野安打とし、6回もロペスの平凡なゴロを一塁へ悪送球。ここから犠飛で手痛い追加点を奪われた。

 17失策のうち、悪送球が9。ミスが命取りになる短期決戦で守るのは厳しいと判断され、ポストシーズンは出番が少なかった。ただレギュラーシーズンでの打率.309、6本塁打、46打点はいずれも自己最多。守備でミスをしても、打席では結果を残した。

 慣れない一塁守備も経験。来季に向けては、状況しだいで外野手への転向プランも浮上しそうだ。「天才的」と称される打撃を生かさない手はない。課題を克服すれば、レギュラーに大きく近づく。

写真=BBM

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