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ロッテ・酒居知史 台湾遠征で得た収穫を未来の糧に/来季の雪辱を誓う

 

来季こそは先発ローテ定着を狙う酒居


 いつもとは違った仕事だった。今季は先発ローテーションとして期待された酒居知史だが、11月の台湾遠征では違う仕事が待っていた。台湾ラミゴとの国際親善試合では抑えとして3連投し、無失点だった。

「結果はどうであれ、3試合投げられました。全力で投げることを忘れかけていた部分はある。これが先発で生きていけばいい」

 春季キャンプでは侍ジャパンの稲葉監督から名前を挙げられたほどだったが、2018シーズンは15試合2勝6敗、防御率5.59。井口監督は突然の中継ぎ起用の意図について、「1回を全力で投げるにはどうするか、いい経験だったと思う。これで1イニングの大切さも分かる」と説明。先発でペース配分を意識していた弱さを見抜いての“愛のムチ”でもある。

「昨年は(序盤は)中継ぎで悔しい思いをしました。今季は先発でいろいろなことを感じました」と酒居。1年目は中継ぎデビューから途中に先発の座を勝ち取り、5勝1敗1ホールド、防御率3.13、2完投ときっかけをつかんだ。だが、最初から先発ローテーションを期待された今季はどこか攻める気持ちを欠いていたことを、25歳の右腕は自分自身でも感じていたのだろう。

 そして吹っ切れたような笑顔でこう言った。「どちらがいいかは難しいけど、どっちでも大丈夫」。先発、中継ぎで自分のスタイルを変えるのはやめた。台湾遠征で来季への収穫が一番あったのは、この背番号23だったのかもしれない。

写真=BBM

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