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オリックス・安達了一 明確な“課題”克服へ/来季の雪辱を誓う

 

堅実、華麗な遊撃守備を誇る安達だが打っていないと使われない」ときっぱり。打撃向上で来季の飛躍を期す


 来季こそ、シーズンをとおして攻守のキーマンへ。安達了一は「来年は結果にこだわりたい」と雪辱に燃えている。

 2016年の開幕前に潰瘍性大腸炎を患い、17年もシーズン途中で再発して離脱した。今季は日々、ケアに努めながら遊撃のレギュラーとして、140試合に出場。しかし、打率.219、3本塁打、41打点、20盗塁。打撃面で思うような成績を残せなかった。「もっと、自分のことに集中して過ごしていきたい」と来季を見据えている。

 オフの課題ははっきりしている。

「打撃しかない。打撃中心にやっていきたい。打たないとダメ。打っていないと使われない」

 大阪・舞洲での秋季練習、3年ぶりの参加となった高知秋キャンプでは、田口壮一軍野手総合兼打撃コーチの指導を受けた。

「顔のぶれがあったので、下半身を使えるように。強い下半身を作っていきたい」と課題と強化のポイントを確認。田口コーチも「方向性は間違っていない。オフの過ごし方が大事になる」と話している。

 今秋のドラフト会議で、オリックスは天理高の遊撃手・太田椋を指名。安達の後任の正遊撃手として期待される存在だ。

 ここ数年、遊撃では不動の地位を確立している安達だが「自分も競争して成長したい。若い良い選手が増えてきたら、より結果にこだわらないといけない」と突き上げを歓迎し、その上でのポジション獲得を意気込んでいる。

 4年連続Bクラスからの脱却、そして23年ぶりのリーグ制覇へ。強い自覚を持って来季に臨む。

写真=BBM
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