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ヤクルト・川端慎吾 「1」へのモチベーション/記録への挑戦

 

来季こそは記録達成、レギュラー定着を狙う


 節目の記録に、あと「1」まで近づいた。川端慎吾はここまで通算999安打を放ち、通算1000安打達成まで残り1としている。今年は日本ハム・中田、広島・石原、同・丸が達成するなど、過去293人が成し遂げている。今季終盤には「今年中には何とか打ちたい」と意気込んでいた川端だが、達成はならなかった。

「来年のスタートはその記録を意識します。何とか達成したいし、モチベーションにもなる」

 喜びを感じた1年でもあった。昨年は椎間板ヘルニアを発症して手術を受け、プロで初めて一軍出場なしに終わった。だが、今季は97試合に出場し打率.259、3本塁打、31打点。7月21日の中日戦(神宮)ではサヨナラ2ランを放ち、8月14日の巨人戦(同)では、9回に逆転の2点二塁打で試合を決めるなど勝利に貢献。「野球をもう一度できたのは、一歩進めたと思う」と充実感を漂わせた。

 だが、満足したわけではない。1000安打まで残り78本で迎えた今季だが、シーズン77本で終了。「成績が上がってこなかった。ここまで野球ができるとは思わなかったけど、もう少し成績を上げないと試合に出られない。成績を意識していきたい」と背水の覚悟で、14年目の来季を迎える。

「最初が肝心。スタートで活躍しないとズルズルいくと思う。開幕スタメンを勝ち取って、その開幕戦で打てるようにしたいですね」と川端。まずは開幕スタメンを勝ち取り、開幕戦でいきなりの記録達成を目指す。

写真=BBM
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