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中日・与田剛監督 現有戦力の底上げを/指揮官が見据える2019年

 

2019年は「昇竜復活!」のスローガンを掲げて臨む


 首脳陣はガラリと一新。強竜再建の舵取り役は与田剛監督に託された。「てっぺんだけを目指します」。就任以来、繰り返している目標は覇権奪回だ。

 トップが交代すれば、選手の評価も白紙に戻る。「スタートは横一線です。先入観なく選手を見ることができるので」。2018年シーズンまでは楽天で投手コーチを3年間務めた。予備知識がない。そこを長所に変え、過去を捨てて選手の能力を一から見極める。

 6年連続のBクラスとはいえ、今年はクライマックスシリーズ進出の夢も一瞬は見えた。引き継がれた課題は明白。攻撃陣は打率10傑に4人も名を連ねたのに対し、チーム防御率はリーグワースト。再建の道は、かつて「投手王国」と言われた屋台骨の再構築から始まることは間違いない。

 まずは戦力の底上げ。チーム内の競争をあおるため、来年2月の沖縄での春季キャンプでは第1クールに紅白戦を実施する方針を打ち出した。「選手の力は実戦で見てみないと分からない」と与田監督は実戦主義を掲げる。

 一軍の北谷組と二軍の読谷組を本格的に振り分けるのは、この紅白戦の後。「キャンプインで一軍と二軍を分けるにしても、実戦での動きがわれわれの考えと違えば入れ替える。そのための紅白戦です」。つまり、実績の乏しい若手でも一発逆転で一軍切符をつかむことはできるということだ。「すべての選手に期待している」。誰にでもチャンスがある。その平等、公平な目が現有戦力のレベルアップにつながり、強竜再建の第一歩になる。


写真=BBM

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