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巨人・高橋優貴投手 ドラフト1位の評価に応える/2019年このルーキーに注目!

 

高橋優貴は2019年の巨人の新入団選手ではただ1人の大学生。入寮前のトレーニングも万全で、新人王獲得を誓う


 間もなくプロとしての第一歩を踏み出す巨人のドラフト1位・高橋優貴投手だが、今年も例年と変わらず、中学時代に所属した友部リトルシニアのグラウンド(茨城県笠間市)で1月2日に始動した。

 この日の午前中には現役の選手や父兄、OBなど約100人が参加した巨人入団壮行会も行われ、「まずは勝負(チーム内の競争)に勝って、一軍のマウンドに上がれるように頑張りたいと思います」と決意表明。ドラフト会議以降、周囲は騒がしいが、当の本人は落ち着きを取り戻しており、間もなく始まる新人合同自主トレと、春季キャンプに向けて準備に余念がない。

 茨城に生まれ、高校は東京の東海大菅生高、大学は青森の八戸学院大へと進んだ。高校時代は甲子園出場こそないが、最速145キロの左腕はプロもマークする存在で、3年夏は西東京で準優勝。投手の育成に定評があり、日本ハム入りした吉田輝星(金足農高)を指導したことでも知られる正村公弘監督の下、大学でその力を大きく伸ばしている。

 最大の魅力は威力のある最速152キロの直球とスクリューボールで、昨季パ・リーグ最多勝に輝いた多和田真三郎(富士大)が持っていた北東北大学リーグ最多記録を更新する301個の奪三振をマーク。“みちのくのドクターK”と呼ばれた。担当の柏田貴史スカウトも「三振を取るにはボールが強く、変化球もキレがないといけない。これらを併せ持ったピッチャー」と高く評価しており、本人も「僕の1つの武器」とプロでもその能力に磨きをかけるつもりだ。

 チームでは杉内俊哉が引退し(ファーム投手コーチに就任)、内海哲也炭谷銀仁朗のFA加入による人的補償で西武へ移籍。先発タイプの左腕が2人抜けた。ローテーション候補には田口麗斗今村信貴の近い年代の左腕2人がおり、当然ながら熾烈な競争が待ち受けるが、高橋は彼らとは異なる球威で勝負するタイプ。チームは原辰徳新監督を迎えた新体制でもあり、キャンプ、オープン戦で実力を示すことができれば、再建の切り札の1人として開幕ローテーション入りも十分に可能性がある。高橋も「巨人の1位指名に恥じないように、しっかりと結果を残したい」と新人王をターゲットに1年目からのブレイクを誓う。

写真=BBM

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