攻守走の三拍子そろった野球センスあふれる二塁手だ。ドラフト3位で三菱自動車岡崎から入団した
山野辺翔。
安達俊也スカウトも「小柄ながらパンチ力があり、広角に打てる。守備範囲が広く、盗塁のできる走力がある好選手」と高い評価を下すが、背番号「4」を与えられたことからも期待の大きさがうかがえるだろう。
浅村栄斗が楽天へFA移籍して空いた二塁の座に山野辺が納まることができるか。期待どおりに二塁のレギュラーをつかめば、
外崎修汰を昨季と同じく外野手中心で起用することが可能になるだけに、山野辺はチーム戦略を大きく左右する存在でもある。
「スピードを生かしたプレースタイルがセールスポイント。つなぐ打撃も持ち味です。ゴールデン・グラブ賞は名手の証。獲れるように頑張りたい」と目を輝かせる山野辺。浅村とはプレースタイルは異なるが、自分の持ち味を存分に出していく。
近年、
西武のドラフト3位は浅村(2009年入団)、
秋山翔吾(11年入団)、
金子侑司(13年入団)、外崎修汰(15年入団)とチームの主力となる野手が指名されている。その流れに乗るためにも、好きな言葉である『努力』を続けていく。
写真=BBM