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巨人・陽岱鋼外野手 移籍3年目、覚悟を持って臨む/増えた家族のためにも

 

強い体を作り直し、新シーズンに備えることを宣言した巨人陽岱鋼


 生き残りを懸けたポジション争いに挑む。陽岱鋼は日本ハムから移籍2年目の昨季、不遇の1年を送った。

 開幕戦の阪神戦(東京ドーム)に「一番・中堅」で先発出場。しかし、4月3日の中日戦(ナゴヤドーム)で死球を受け、左手甲を骨折。復帰後はベンチスタートも多く、87試合の出場で打率.245、10本塁打、37打点、2盗塁と不本意なシーズンを送った。

 原辰徳監督が就任した今オフは、広島からFAで同じ中堅をメーンとする丸佳浩が加入。亀井善行ら実績組に加え、若手も成長している。陽岱鋼は「どんな選手が来ても、同じグラウンドに立ってチームのためにやるだけ」と受けて立つ構えだ。

 激しい定位置争いとなる来季はまずは「全試合出場」を目標に掲げる。「(2017年に)移籍してきてからまだ1回も達成していない。当たり前のこととしてクリアしたい。強い体をもう1回作り直したい」と意気込んだ。

 勝負のシーズンへの発奮材料もある。12月14日に台湾・台北市内の病院で夫人が第3子となる長男を出産。普段から積極的に育児に参加するイクメンでもある陽は「まずは妻に『ありがとう』と感謝と尊敬の気持ちを伝えました。家族が増えた喜びを感じるとともに責任感、使命感で気の引き締まる思いです」と気持ちを新たにしている。

 一家の大黒柱として、強い覚悟で新たなシーズンに挑む。
写真=BBM
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