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巨人・岡本和真内野手 「毎年キャリアハイ」を目標に、まずは打点王に照準/初タイトルを狙え!

 

一軍定着2年目にタイトル獲得が期待される巨人岡本和真


 リーグを代表する大砲に成長した岡本和真が、タイトル争いに堂々の参戦を果たす。22歳が強く意識するのは、打点数だ。岡本は取りたいタイトルを問われると「打点王」と即答する。「一番、チームの勝利に直結するので」と、チームの得点源を担う責任を自覚している。

 4年目の昨季は全143試合に先発出場して、打率.309、33本塁打、100打点。「打率3割、30本、100打点」の達成は、プロ野球史上最年少での快挙だった。

 ファンの期待を一身に背負う存在となり、「チームの日本一、優勝に向けて、もっと勝負所で打てるように。ホームラン、打点は昨年の数字を超えていきたい。まだまだ満足していない。1年だけと言われるのはいやです。毎年、キャリアハイを出せるのが理想です」と浮かれることなく新たなシーズンを見据えている。

 打点にこだわる岡本に、原監督は「昨年以上であるならば、すごい数字になる。あまりそれを重みに感じることなくやってくれればいい」と期待をかけた。昨季は一塁が中心だった守備位置も、今季は三塁で起用する方針を明かしている。もちろん、四番の座も岡本に任せるつもりだ。

 打点だけではない。昨季の33本塁打はセ・リーグ6位。1位はソト(DeNA)の41本塁打で、ホームランキングの座も十分に射程に入る。名門球団の主砲のプライドを胸に―。若き主砲がタイトル争いを見るほどに打ちまくれば、チームも自ずと優勝に近づいていく。

写真=BBM
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