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ヤクルト・雄平外野手 キャリアハイの先にあるもの/初タイトルを狙え!

 

ライバルはチーム内にいる



 チームのためにも、目指すべきものがある。プロ17年目を迎えた雄平は、今季の目標として「キャリアハイ」と「全143試合出場」を掲げた。

「攻守走で力を出し切っていない。もっとできるんじゃないかという気持ちが強い。もっと練習して、レベルアップしていきたい」

 昨季は、3月に下半身のコンディション不良を発症。開幕一軍はならず、出場は125試合だったため「どうしても試合数が足りない部分があった。全試合に出たい」と意気込んでいる。それでも打率.318、11本塁打、67打点。山田哲やバレンティンとクリーンアップを形成し、チームのリーグ2位に大きく貢献した。

 そして、「キャリアハイ」にも挑む今シーズン。雄平は「タイトルは何でも獲れたらうれしい。人生で1回でもいいから獲れたら……」と自身初となる、打撃でのタイトル獲得にも燃えている。2014年にベストナインには輝いているが、個人ではいまだ無冠のままだ。そんな雄平が目指すタイトルが「打点王」だ。

「もし打点王を獲れるのであれば、チームにとってもプラスになる。勝てる試合も多くなると思うので」

 シーズンの自己最高は、14年にマークした90打点。昨年は、チームメートのバレンティンが131打点でタイトルを獲得したが、歴代では100打点前後でのタイトル獲得も少なくない。目標である「全試合出場」と「キャリアハイ」を達成すれば、おのずと初の戴冠は見えてくる。

写真=BBM
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