今季もフル回転を誓う
ロッテからFAで鈴木大を、さらに金銭トレードで涌井を獲得した
楽天。
西武からFAで浅村を獲得した18年オフに続き、今オフも積極的な補強を行った。
1月上旬には前ドジャースの
シャギワ投手を獲得したと発表。
石井一久GMは右腕を獲得した理由について「リリーフとして試合の終盤でチームの勝つ確率を上げてもらえる選手だと思い、契約させていただきました」と説明した。
今季は松井が先発に転向することが決定。昨季までは不動だった守護神の座が、空くことになる。守護神争いは現時点ではシャギワが一歩リードしているのかもしれないが、日本の野球にどれだけ対応できるのかは未知数だ。
新守護神として期待される1人は森原だろう。昨季、主にセットアッパーとして自己最多となる64試合に登板。4勝2敗29ホールド、防御率1.97だった。
シーズン前から「瞬発系のトレーニングを増やす」などの工夫が生きて制球が安定。さらに変化球も含めて球速もアップした。平均球速、約140キロのフォークを武器に64イニングを投げて65個の三振を奪った。
「チームが優勝できるように。自分も1年間投げて、少しでも多くの勝ちに貢献できたら」と言葉に力を込めた。森原が守護神として最多セーブのタイトルを初めて獲得することになれば、チームは必ず優勝争いに加わっているはず。昨春、侍ジャパンにも選出された右腕の、大いなる飛躍を期待したいところだ。
写真=BBM