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日本ハム・田中賢介 現役ラストイヤーにすべてを懸けて/最年長の意地

 

2019年シーズン限りで引退を表明している田中賢介


 コーチ兼任の實松、鶴岡を除けば野手最年長でプロ20年目を迎えた。昨年12月25日、契約更改を終えると2019年シーズン限りでの現役引退を表明。「最後の1年、自分ができることは何でもやろうと思っています。ファイターズが日本一になれるように最後の1球まで野球選手として全力で頑張っていきます」。異例の早期発表でラストイヤーへ向けた決意を示した。

 球団が北海道移転後に頭角を現した、生え抜きスターだ。06年の移転後初のリーグ優勝、日本一を皮切りに5度のペナント制覇、2度の日本一に貢献してきた。13、14年はアメリカへ渡り、メジャーにも挑戦した。若手が多い選手構成の中で突出した経験値をフルに生かしてチームを支えてきた。

 存在感の大きさは自他ともに認めるところ。だから、引退宣言も早かった。「ある意味、周りがやりやすくなるかなと僕自身が感じた。早く引退宣言をしたほうが気を使わせなくて済むかなと」。シーズン終盤に自身の去就で騒がせて、チームに迷惑はかけたくない。ベテランなりの配慮だった。

 これまで培ってきた技術、メンタル、経験談などを伝授できるノウハウは豊富にある。「引退宣言したことで若い選手も聞きやすいと思う。僕のことを使ってくれたら。あとはたくさんの方にお世話になったので感謝の気持ちを込めて恩返しをしたい」。もちろん選手としても活躍できる自信もある。最後にチームを日本一に導き、ユニフォームを脱ぐ。

写真=BBM

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