週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

西武・高橋光成 菊池雄星の“後任”として才能開花へ!/いざ、開幕投手へ!

 

背番号を13に変更した今季、心機一転、自己最高の成績を目指す


 ここ3年、開幕投手を務めてきた菊池雄星のメジャー移籍により、当確者不在となった。辻発彦監督は「3月上旬には決めたい」とキャンプ、対外試合の状態などを見てから決断する考えを口にしており、アピール合戦が予想される。最有力は昨季、最多勝を獲得した多和田真三郎だが、そこに割って入ってほしいと期待されるのが高橋光成である。

 今季から背番号13へ変更。前任者の西口文也投手コーチは1997年から3年連続、2006、07年と計5回も開幕マウンドに立った大エース。それに匹敵するほどの能力があると認めているからこそ、球団も西口コーチも背番号継承を快諾した。「偉大な方が着けていた番号なので、恥じないようにしたい」と受け継いだ本人も自覚十分だ。

 昨季は肩の故障もあり、3試合、2勝1敗、防御率4.50に終わった。ケガを繰り返さないためにも、自主トレはウエートトレーニングをメーンとしたメニューに取り組んだ。

「僕は身長が高い分、手足が長いので筋力などで補わないとうまく操れない。だからウエートを始めました。体のことも覚えて、自分で操れるようにやってきました」

 その結果、体重も7キロ増え105キロになった。「ただ筋力を増やしただけではない。その中で、グラグラせず地面をグッと押す感覚を覚えたり、安定感が良くなった」と徐々にだが確実に手応えを感じ始めている。

 自主トレをともに行った菊池も「僕の後任として、きっちり仕上げて送り込みますよ」と期待していた5年目右腕。キャンプはコンディションを考慮され、B班スタートとなったが、今年こそ開幕から“エース候補”の才能を開花させる。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング