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広島・大瀬良大地 堂々と、エースの決意/いざ、開幕投手へ!

 



 大瀬良大地は初めての開幕マウンドを見据えている。「投手である以上、そこを目指すのが当然ですから」。昨季はセ・リーグ2冠に輝いた。15勝で最多勝利投手となり、勝率第一位の.682もマーク。周囲を納得させる存在になった。

 今季は200イニング登板を目標に掲げる。道のりの過酷さは理解している。1年間安定して働いた昨季でさえ、182イニング。それでも目標を高く設定するのは、先発投手の登板イニングが伸びるほどリリーフ陣の負担が減るからだ。開幕戦で勢いをつけ、1年を通してエースとして働く決意だ。

 佐々岡投手コーチからは、調整を任せられている。「その分、難しい面はありますけど、しっかり考えてやっていきたい」。自主トレで肩をつくるタイミングは、例年よりやや遅め。それでいいと判断した。開幕から逆算し、自らの状態と相談しながら、ブルペンに入るタイミングを決め、球数、実戦登板を重ねていく。

 大瀬良の開幕投手宣言は、チーム内競争も活性化させた。同期入団の九里が「大地も言っていたけど、最初から(開幕投手)目指さないピッチャーはいない」と発言。過去2度経験しているジョンソンも有資格者だ。

 大瀬良は、オフにタレント浅田真由さんと結婚することを発表した。私生活も充実し、ますます本業に力が入る。ライバルがいるとしても、3・29巨人戦(マツダ広島)の先発マウンドを譲るつもりはない。

写真=BBM
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