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阪神・メッセンジャー 5年連続の座は渡さない/いざ、開幕投手へ!

 

実績のある西、ガルシアが加入しても開幕投手の座を渡す気はないメッセンジャー


 平成ラストの開幕投手に最有力視されるのはランディ・メッセンジャーだ。本人も「開幕に向けてやっていきたい」と意欲的だ。

 来日10年目。昨季途中に出場選手登録日数を満たし、外国人枠から外れた。単年契約を結んで日本人選手扱いでプレーする。

「アメリカではトレーニングと同じようにケアもしてきた」。昨季終盤は体調不良で離脱した反省から追い込んできた。

 NPB史上5人目となる外国人通算100勝まで、あと5勝に迫っている。日米通算100勝の大台には残り1勝だ。

 阪神歴代外国人では、100勝を記録したバッキー超えは時間の問題。球団史上最強外国人投手の称号を手中に収めることになる。

 沖縄キャンプでは「矢野監督も期待してくれているし、それに応えたい」と、開幕から逆算しての調整を続ける。

「自分に厳しくやっていく。チームが勝つためのピッチングを心掛けたい」

 メッセンジャーのエースたる振る舞いは、抑えのドリス、新加入のジョンソンらほかの外国人投手のお手本であり、刺激にもなっている。

 開幕投手が実現すれば5年連続6度目となる。メッセンジャーも「タイガースでキャリアを終えるつもりでいる」と語る。今年8月の38歳の右腕は覚悟を決めた。

 「イエス! ニホンジン!」と胸を張ったメッセンジャーは「みんなと一緒に優勝を勝ち取りたい」と力強く宣言した。
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