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ヤクルト・高橋奎二投手 負担のないフォーム習得を/レベルアップ宣言

 

4年目こそは一軍定着を目指す



 勝負の4年目が始まった。高橋奎二は先発ローテーション入りを懸けて、沖縄・浦添での一軍キャンプで汗を流した。テーマは「制球力の向上」。そのために、投球フォーム固めに取り組んでいる。

「去年のシーズンを通して、コントロールがイマイチでした。春のキャンプはフォーム固めをしたい。フォームが良ければ、コントロールも良くなると思う」

 昨季は多くの経験をした。9月5日の中日戦(神宮)でプロ初登板。10月2日のDeNA戦(同)では5回3安打1失点8奪三振でプロ初勝利を挙げるなど、一軍の舞台を味わった。だからこそ、足りない部分もはっきり見えてきた。

「速い球を投げようと思って、体が前(打者方向)に行くときがあって、軸足に乗せて、下半身にためを作って投げるようにしています。あとはテークバックも少し小さくするようにしています」

 安定したフォームでさらなる成長を目指す。昨季は上半身に頼り過ぎていた部分もあり、制球力を乱す場面もあった。さらに、「上半身だけで投げると、肩などに負担もくる」と左肩を痛めた1年目、腰を痛めた2年目の反省を生かすように、負担のないフォーム習得を目指している。

 今季は先発ローテーションの候補として期待されており、田畑一也投手コーチも「期待値は高い」と口にする。「若手がヤクルトを代表するようにならないといけないし、その一人にならないと」と地に足を着け、レベルアップする。

写真=BBM
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