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巨人・大城卓三捕手 強打で一軍捕手争いに挑む/レギュラー争いダークホース

 

2月24日の日本ハムとのオープン戦で逆転の3ランを放った巨人大城卓三


 下馬評を覆す“番狂わせ”を演じるかもしれない。熾烈を極める正捕手争いで、2年目の大城卓三が持ち味を発揮している。

「3人とも素晴らしい捕手陣なので、アピールするしかない」と語る強打の捕手は、そうそうたるメンバーとの出番争いに挑んでいる。宮崎春季キャンプの一軍捕手は西武から新加入した炭谷銀二朗、近年は正捕手の小林誠司、一塁から復帰した阿部慎之助のWBC出場経験を持つ3人でスタートした。大城は二軍だったが、沖縄2次キャンプから一軍に合流。地元でもある那覇の空気を吸って、めきめきと頭角を現した。

 2月16日のサムスンとの練習試合(セルラー那覇)では5回に代打で登場。他選手と比べても一際大きな声援と指笛で打席に迎えられ、左腕から右中間二塁打を放った。ハイライトは24日の日本ハムとのオープン戦(同)。途中出場し、8回の逆転3ランを含む2安打。2点を追う8回一死一、二塁でロドリゲスの外角直球を左翼席へ運び、3対2の逆転勝利に導いた。守備では盗塁阻止でも沸かせ、地元でヒーローになった。

 東海大相模高、東海大の大先輩で、今キャンプでもしばしば大城に直接指導を行っている原辰徳監督も「成長の跡が見られている。スローイングも非常に良くなっている。いい形でレギュラー捕手争いに名乗り出たと僕は受け止めた」と賛辞を惜しまなかった。

 実績はまだ浅いが、守備とバットで、チームを勝たせられる捕手であることを印象づけている。

写真=小山真司

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