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西武・マーティン 優勝のためにフル稼働を誓うセットアッパー/助っ人たちのシーズンイン

 


 昨年7月下旬、チームに加入して、優勝を争う中で主にセットアッパーという重要なポジションを任されたのがマーティンだ。2年目を迎え、「今年は、日本のリーグがどういうものかがある程度分かっているので、しっかりと準備できていると思います」と自信も十分だ。

 日本人打者のコンタクトの巧みさを知り、三振を狙うよりも、早いカウントから打たせてアウトを取る投球を覚え、昨年は22試合、2勝1敗1S10H、防御率2.08と結果を出した。その上で、「ストライクを取りたいところで取れなかった」という反省も踏まえ、キャンプから自分のペースでじっくりと調整を重ねてきた。初のオープン戦登板となった3月5日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では1回を打者3人、無安打、2奪三振に抑え好調をアピールした。

 昨年は中継ぎの柱である武隈祥太増田達至らが状態を落としたこともあり、8回のマウンドを託されたが、今季も同じく勝試合の8回を投げる予定だ。ただ、「投げる位置に特にこだわりはない」と本人。もともと、個人の成績にとらわれることはなく、「チームが勝つこと」に最もフォーカスしているだけに、助っ人として「チームが優勝するために、求められるところでしっかりと仕事をすること」が今季の最大目標だ。

「『CATCH the GLORY』というチームスローガンのとおり、僕も全力で日本一を目指します」

 シーズン通してのフル稼働に期待がかかる。

写真=BBM
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