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広島・レグナルト ラーメンパワーで競争に挑む/助っ人たちのシーズンイン

 

レグナルト



 左のリリーバーのレグナルトは、激しいチーム内競争の中で1年を過ごすことになりそうだ。

 7人の外国人のうち、同時に出場できるのは4人。投手はジョンソン、フランスアが確定。先発要員の新外国人ローレンスと、中継ぎのヘルウェグ、レグナルトが競争する構図だ。野手はバティスタメヒアがチャンスをうかがう。チーム内でアピールする必要がある。開幕メンバーが決まって以降も、入れ替えの可能性は十分。気を抜く暇はない。

 レグナルトは、日本野球になじもうと奮闘してきた。キャンプ開始は2月中旬のアメリカより半月早く、練習内容も濃い。「日本は決まり事が多い」と言いながらも、順応しようとしている。

 2月16日の紅白戦では、制球に苦しんだ。3回から2番手で登板。無失点で切り抜けたが、安定感を欠いた。だが、次の実戦、同21日の阪神戦では見違えるような内容で1回を無失点に抑えた。最速148キロのストレートで押し、「内外角に投げ分けられてよかった」とコメント。3月2日の西武とのオープン戦(佐賀)も1イニングをパーフェクト、13日の日本ハム戦(マツダ広島)でも1回を3者三振に抑えた。

 ラーメン店巡りで息抜きする。入団会見当日に、球場近くの店を訪れ、日南キャンプでも昼食のラーメンに舌つづみを打った。ハシを器用に使う。ラーメン好きの助っ人といえば、阪神・メッセンジャーが思い浮かぶが、同じような活躍ができるか。食べ歩きでうまくリフレッシュできれば、左の救援投手として期待が高まる。

写真=BBM
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