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広島・野間峻祥 移籍の長野には負けられぬ/生え抜きの意地

 


 野間峻祥は3月9、10日に行われた日本代表対メキシコ戦のメンバーに、広島からただ1人選ばれた。9日は代打出場(三振)にとどまったが、10日は九番・中堅でフル出場。安打こそ出なかったが、堅実な守備を見せた。攻守走そろった外野手として、かかる期待は大きい。

 それでも野間は、広島で中堅の守備位置を確保することに集中している。昨季のレギュラーだった丸がFAで巨人に移籍したが、人的補償で同じ外野手のベテラン長野が加入した。単純に言えば、競争相手が変わっただけ。自分の力でポジションを奪うしかない。年明けの自主トレでは「(長野に)いろいろ聞きながら、競争に負けないようにしたい」と話した。

 2014年ドラフト1位。かつて緒方監督が入団時に背負った「37」のユニホームを身にまとい、1年目は127試合に出場した。だが、その後の2年間は不完全燃焼。奮起した昨季は126試合に出場し、打率.286、5本塁打、46打点。1年目の倍以上となる447打席に立ち、レギュラー定着への足がかりをつかんだ。せっかく積み上げた実績を無駄にはできない。

 外野のライバルは多い。ライトは鈴木が不動だが、センター、レフトの候補は多士済々。実績ナンバーワンの長野に加え、抜群の打力を誇る西川、成長著しい坂倉、パワー自慢のバティスタらがひしめいている。

 オープン戦で打撃の調子が上がらず、調整のために出場した3月15日のウエスタン開幕のソフトバンク戦(由宇)で、ホームを踏み忘れるミスを犯し、開幕を前に二軍降格。厳しい立場に置かれることになった。

「もう一度、一から必死になってやりたい」。このオフを過ごしてきた、その気持ちを再度思い出して奮起してほしいところだ。

写真=BBM

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