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日本ハム・大田泰示 狙うは30本塁打!本格覚醒のシーズンへ/待ち遠しかった開幕

 

2019年シーズンのキーマンの1人になりそうな大田


 今シーズンこそ30発超えとなるか──。

 大田泰示がオープン戦で本塁打を量産した。二番だろうが六番だろうが、打順にとらわれずに自分の打撃スタイルを貫いている。「まだまだピッチャーが本調子じゃないので。コーナーに投げられたら簡単に打てないと思う。まったく自分では満足してはいません」。慢心がないところも期待を高めてくれる。

 昨季の前半戦も好調だった。4月下旬から強打の二番打者としてブレークしたが、7月に死球を左手に受けて骨折……。約1カ月半の戦線離脱後に一軍復帰も勢いは減速していた。「ケガをした後はスイングスピードが落ちてバット軌道も崩れた。オフは振れるときにしっかり振ってシーズンの後半にバテないようにしたい」

 悔しい思いを抱えたまま終えた昨季は自信も得た1年だった。アクシデントを乗り越え、長いシーズンをフルで戦い抜くための準備を進め、ここまで結果でも証明している。

 大きなスイングで強い打球を飛ばす意識を継続させつつ、よりリラックスした状態で打席に入ることを心掛けている。ベンチ内ではムードメーカでもあり、グラウンドでもスケール感たっぷりの打撃でチームを盛り立てている。「日本人の右打者で30本を超す打者はそうはいない。その中に自分も名を連ねたい」。オフにはあらためてスラッガーとしての目指すべき姿も口にした大田。本格覚醒のときが、いよいよやって来た。

写真=BBM
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