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ロッテ・石川歩 開幕マウンドは新たなエースとしての第一歩/待ち遠しかった開幕

 

自身初の開幕投手としてマウンドに立った石川


 プロ6年目で初の開幕投手を務めた石川歩。今季は練習試合を含め、オープン戦から抜群の安定感を見せてきた。3月15日の台湾ラミゴとの交流試合(ZOZOマリン)では最速149キロの直球と「曲がりがよかった」というツーシーム、カットボールでカウントを整え、決め球にシンカーを用いて相手打線を翻弄した。本人は「変化球に頼ってしまった部分もあった。もっと真っすぐで押してからツーシームを投げることが理想」と反省。コメントからはほかの投手にはない意識の高さが垣間見えた。

 昨季は21試合に先発し、9勝8敗、防御率3.92。前半戦だけで9勝を挙げたが、その後は右肩の不調もあり失速。二軍暮らしも味わった。結局、そこから勝ち星を上積みすることはできず、悔しさが募った。今季は年間を通じて先発ローテを守り、「防御率2点台」を目標に掲げる。年間を通じて安定した投球ができれば2016年以来、4年ぶりの最優秀防御率のタイトルも見えてくるはずだ。

 涌井秀章と並ぶ先発陣の大黒柱に対して井口資仁監督は「もうひと皮むけて欲しいという思いも含めて任せた」と大役を託した。相手エースとの対戦でさらなるレベルアップを期待していた。

「僕は、開幕戦は143分の1と捉えています。緊張はすると思いますけど、自分には良いボールを投げることだけしかできないので、そこだけです」と臨んだ楽天との開幕戦(ZOZOマリン)は、5回2/3を投げて被安打6の4失点。ボールに力はあったが、要所で楽天打線につかまった。

 不本意なスタートではあったはずだが、ここから先は新エース誕生への道のりとしていくはずだ。

写真=BBM

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