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広島・安部友裕 焦る心を抑え、雪辱のシーズンへ/待ち遠しかった開幕

 



 何としても三塁のレギュラーを守り抜きたい。安部は悲壮な決意で今季を見据える。
 巻き返しを期している。定位置をつかむはずだった2018年は、不調のため6月に二軍落ちした。その後復帰したが、8月5日DeNA戦(横浜)の三塁守備で右手中指を骨折し、再び二軍生活に戻った。日本シリーズには間に合い、第3戦で2本塁打を放つなど目覚ましい活躍を見せたが、満足のいくシーズンとはとてもいえなかった。同じ思いは絶対にしたくない。

 沖縄2次キャンプでインフルエンザA型に感染し、順調な調整に水を差された。1週間足らずで復帰したが、体重を大きく減らした。違和感は、なかなか消えなかった。

それでも「一気に戻そうとしてもダメ」と割り切った。無理に胃袋に食事を詰め込めば、内臓に負担をかけることになる。開幕を見据えて体を整え、少しずつトレーニングの強度を上げることに徹した。キャンプでは三塁候補の堂林、メヒアらライバルが猛アピール。3月に入っても競争状態は続いた。「負けるつもりはないです」。焦る気持ちを抑えながら、自らの状態を上げていくことだけに集中した。

 オープン戦はなかなか調子が上がらなかったが、3月17日のオリックス戦(マツダ広島)で、10打席ぶりの安打を含む2安打。さらに三番に起用された19日のヤクルト戦(神宮)では2ランを放った。昨年の悔しさを晴らす準備は、少しずつ整ってきている。上昇気流に乗り、雪辱のシーズンをノンストップで走り抜けたい。

写真=BBM

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